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ガバナンスの優先事項

コーポレートガバナンスは、ほとんどの人にとって日常の関心事ではありません。しかし、それは企業が行動を起こす上で、大きな要素でもあります。

ガバナンスへに取り組むための Koch のスチュワードシップビジョンには、7 つの優先事項があります。ビジョンと理念の共有、私的所有権、コンプライアンスと倫理、監督と継続的改善、取締役会、財務力と責任、オープンコミュニケーションです。

他の企業が行っていることに基づいて、他にも多くのガバナンスの優先事項を盛り込むことができました。しかし、私たちは違います。MBM®  (市場ベースの経営) の理念に忠実であり続けます。民間企業であることは、競争する上で優位だということです。これにより、私たちは長期的な視点を持つことができ、他者のために価値を創造することに、より集中することができます。

例えば、Koch Industries は株式非公開企業ですが、リーダーシップは、重要なガバナンスの問題についてオープンかつ積極的にコミュニケーションを図ることに取り組んでいます。義務ではありませんが、Koch は社員やお客様だけでなく、サプライヤー、コミュニティ、共同投資家、規制当局、社会全体にも継続的に働きかけています。その例は豊富にあります。

Koch の環境パフォーマンスにご興味をお持ちですか。ウェブサイトや出版物には、何ページにもわたって詳細な情報が掲載されています。Koch では、排出される廃棄物の 90 % 超がリサイクル、再利用、処理されていることをご存知でしたか。

Koch が社員に何を期待しているのか、関心をお持ちですか。会社の行動規範には、次のような忠告が記載されています。「会社は多様性の価値を認めています。違法な差別やハラスメントによって、個人の会社への貢献を否定することは、その個人だけでなく会社対しても不当な行為であり、決して許されることではありません」

Koch 独自の企業哲学である Market-Based Management® (市場ベースの経営) について詳細をお探しですか。チャールズ・コーク (Charles Koch) はこれまでに、このテーマについて 3 冊の本を執筆しています。いずれも、会社がどのように運営され、なぜその手法を取っているのかを詳細に説明しています。その中で特に人気があるのは「Good Profit」(良い利益) で、瞬く間にニューヨークタイムズのベストセラーになりました。

最近、「Good Profit」についてコメントした際、チャールズ・コーク (Charles Koch) はこう言いました。「6 年前、私は別の種類のビジネス書を執筆しました。一獲千金、競争相手を打ち負かすこと、流行の経営手法などに関するものではありません。むしろ、実証済みの理念を用いて、お互いに有益な方法でビジネスを行うことについての本です」

私たちは、相互利益の精神に基づき、責任を持って行動したいという思いで、ガバナンスに取り組んでいます。トップダウンの命令よりもボトムアップのソリューションを最大化することを重視し、組織階層ではなく、個人に焦点を当てています (機会を提供しています)。当社のコンプライアンス基準とリスク管理システムは、社員が適切な意思決定を行えるよう支援するためのものです。システムの耐障害性を確保するため、頻繁に監査を行っています。

私たちは、自分の言葉やコミットメントが重要だと信じています。だからこそ、当社の理念に沿って一貫して行動することを目指す社員やパートナーを求めています。これは、社会および環境面での優先事項に対する取り組みについても同様です。