自己の可能性の実現

Koch Industries での好循環に関するこの調査は、とりわけひとつのこと、つまり、人々が自己実現するときに素晴らしいことが可能になるということを証明しています。

自分の生まれもった能力を見いだし、価値あるスキルに成長させ、自らの貢献を最大化するために適用した後、これをまた最初から繰り返す社員がいなければ、私たちのいずれの進歩も不可能だったでしょう。個人的なレベルでこの好循環を創り出すとき、人は積極的に関与するようになり、学び、成長し、貢献する才能をより高いレベルへ引き上げ続け、人生に意味を見出します。このプロセスは会社としての私たちを形作る本質的な特徴となりました。

それでも、改善できることは改善しなければなりません。Koch Industries が相互利益の好循環を創り続け、この急速かつ根本から変化する新しい世界で成功を収めるために、私たちは社員が独自の好循環を作れるよう今よりもきちんと対応していく必要があります。貢献志向になることにより、社員は、会社の成功を可能にするだけでなく、自分自身の可能性を発揮し、よりいっそう成功を収め、充実した生活を送ります。 

幸せで充実した生活の基盤を築くには、時間と努力が必要です。あなたに代わって、政府、組織、友人、または家族が重労働を引き受けてくれるわけではありません。自己変革の道を追求することを真剣に考えて相互利益の好循環を創造したい、もしくはそれに貢献したい場合は、以下の短い簡単なリマインダーを使って順調に進められます。

1. 自分の真の能力を知る 
   自分の適性、つまり生まれつき得意なことを常に探索して発見し、楽しんでいて貢献できそうなことを追求する。成功するには、自分の能力とそれがどこで価値を創造できるか現実的である必要がある。自分の時間をどのように費やしているか (または無駄にしているか) を書き留める。
2. 能力を伸ばすために努力する 
   最大限の貢献を行いたいなら、生まれ持った能力を適用する方法を習得しなければならない。私は 85 歳にして、より多くの価値を生み出す能力を強化するために今も日々努力している。得意ではない役割で成功しようとすることで人生を無駄にしてはならない。 
3. 他者に利益をもたらすやり方で自分の能力を使う 
   自分に利益をもたらす手段として、真の成功は他者に利益をもたらすことから生まれます。自己実現や相互利益の創造において困難に直面しても、あきらめてはならない。適切な仕事を見つけて、それに全力を尽くす。マズロー (Maslow) はこのように警告しています。「もしあなたが、あえて自分の能力以下の存在であろうとするならば、残りの人生はずっと不幸せになるだろう。」
4. 自分自身を絶えず変革する 
   継続的な改善はプロセスではなく、生き方である。どれだけ多くの成功を遂げても生涯学習に打ち込む。変化を受け入れる自発性や意志が成功によって潰されてしまわないようにする。失敗をあきらめる理由にしない。間違っていることや無駄なことを見つけたら、それが (特に) 上からのポリシーであっても、課題にチャレンジする。そして、初めから成功しなくてもチャレンジし続ける。
5. 人生の目的を持つ
   あなたの北極星は何か ? 何があなたの行動の指針となっているか ? お金を稼ぐ、人気者になる、生きる喜びを楽しむ、またはできるだけ長く生きるという願望は、真の目的を持つことではない。自分の生まれ持った能力を引き出すことで貢献志向になることが、最大の褒美をもたらすと信じている。

あなたが成功を収めるとき、周りの人も幸せになることを十分知っています。皆さんのこの旅が素晴らしいものとなりますように。